中村敏也 ブログ コラム 保育 療育 児童発達支援

中村敏也の元気キッズ保育園の秘密 vol.22

参考:メルマガバックナンバー 2022.1.1 配信

中村敏也の元気キッズ保育園の秘密 vol.22「新年 明けましておめでとうございます」

 


中村敏也の元気キッズ保育園の秘密


中村敏也の元気キッズ保育園の秘密 vol.22
「新年 明けましておめでとうございます」

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

さて、いよいよ新しい年のスタートです。

今年の干支は、壬寅(みずのえとら)

寅は馴染みがありますが、壬(みずのえ)はあまり馴染みがないですね。
少し調べてみたところ、壬寅には、厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となる意味があるようです。

ということは、
2022年は、まだまだ新型感染症の影響はつづき、一気に制限解除だー!という雰囲気ではなく、あたらしい生活様式などが浸透、定着し、次世代へ本格的に移動する最終段階な年になるのではないでしょうか?

秋くらいまで、まだまだ制限が続くことが多いなか、家庭の中での楽しみが増えていく。
春過ぎには国内旅行も少しづつ盛り上がり、何より家族と過ごす時間がとても大切なものとして位置づけられるのではないかと思います。
リモートワークはある程度定着し、働き方もより柔軟になっていき、感染症がおさまっても続く新しい生活様式になるでしょう。

地の中で変化の芽が産声を上げ始めているそんな予感がします。
以上、ナカムラダムスの大予言でした(笑。

 
さて、そんな中で、国も動きがあります。

子ども子育て関連でいうと、
2023年度に「こども家庭庁」が創設されようとしています。

私個人としては、なぜ「こども庁」ではなく「こども家庭庁」と家庭を追加したのかという点は大いに疑問です。
子どものための、こどもの基本的人権を尊重する世界の流れから、旧来の日本の子育て観の、家庭で子どもを育てるという価値観を押し付けているように思えてなりません。

現代の家庭状況がより孤立化していき、可処分所得が低くなる中、税金負担増、子育て支援の社会資源の偏りにより、子育て世代に負担を押し付けている政策には、本当に疑問です。

もちろん有識者の討議の中で、昔に戻るような議論はされていないと思いますが、一般人として「家庭」をつけられると、正直また孤軍奮闘しろっていわれている気がします。
まさに家庭の問題は自己責任だ!という主張に思えてしまうのです。

しかしながら、子どもを主とした庁ができることは、大変喜ばしいことですし、いよいよ子どもが「一人の人」として認識され、すべての子ども達が平等に質のよい教育や福祉を受けられる社会へ変容していく大きな流れとなることは間違いないでしょう。
 

また、保育施策の流れでは
『保育の多機能化』の議論が始められました。
保育の中で、子育て支援を多角的にやっていきましょうという流れです。

就労要件のない一時預かり保育の充実、
合理的配慮が必要な児童への支援、
医療的ケア児への保育、
子育て相談窓口としての機能
などなど。

いよいよ保育園が保育だけをしておけばよいというのではなく、多くの機能を持ちましょうと、かなり踏み込んだ議論をしています。
もちろん、現行の制度に無理やり機能を詰め込むのではなく人員配置なども考慮を入れてくれると信じております。。。

そして、この多機能化の流れ、
実は元気キッズグループが行ってきた流れそのものだなと感じています。
保育所から児童発達支援、居宅訪問保育、保育所等訪問支援、相談支援、病児保育、放課後児童クラブなど、現行の制度を組み合わせ、地域課題に向き合うために多機能化を実行してきました。

いよいよ国が地域課題に対しても本気になってきたと大変期待しております。
 

そうです!
この国が本気で子育て世代への対応を変えていこうとしてます!
 

このタイミングで地方自治体や国へ意見を言いましょう!
障害児保育の加配の手当問題など、
具体的に困っている点についてどんどん声をあげていきましょう!
社会に理不尽を感じることがあれば声をあげていきましょう!!

 
私たち元気キッズグループでは、
社員が一番最初に受ける理念研修の最後に
この言葉を伝えています。

「見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい」

これはマハトマ・ガンジーの言葉です。

一人一人があきらめないで変化することで、世界を変えることができると思います。
 

長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
それでは、
皆様にとって素晴らしい1年になりますようにお祈り申し上げます。
今年も1年はりきってまいりましょう!!
 
 

株式会社SHUHARI
元気キッズ グループ
代表 中村敏也
 
 

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株式会社SHUHARI
保育園元気キッズ 代表 中村敏也

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中村 敏也

Nakamura Toshiya
埼玉県内に、保育園、児童発達支援施設、保育所等訪問支援事業所、病児保育室、放課後児童クラブ、相談支援事業所を運営。子どもが笑顔で過ごせる保育園にするためには、職員が楽しめる職場であることが重要。職員が意見を言いやすい職場の雰囲気作りや福利厚生面など、働きやすさも重視した環境作りに力をいれている。
株式会社SHUHARI代表取締役
株式会社sopo代表取締役
新座市子ども子育て会議委員
中村敏也