中村敏也 ブログ コラム 保育 療育 児童発達支援

中村敏也の元気キッズ保育園の秘密 vol.17

参考:メルマガバックナンバー 2021.8.23 配信

中村敏也の元気キッズ保育園の秘密 vol.17 「SDGsと保育と経営について」

 


中村敏也の元気キッズ保育園の秘密


中村敏也の元気キッズ保育園の秘密 vol.17
「SDGsと保育と経営について」

こんにちは。
株式会社SHUHARI 中村敏也です。

「SDGs」や「ESD」という言葉を最近よく耳にします。

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のことで、環境問題だけではなく、様々な社会問題について17の目指すべき目標を設定したものです。

ESDは「Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)」のことで、世界の子どもが主体的に、地球の社会・文化、経済、その中でも自然環境を持続可能なより良い状態で次世代に継承していく教育のこと。

SDGsと保育の関係でいうと、17の目標のうち、
つい4番目の目標「質の高い教育をみんなに」を行っていると思いがちですが、
保育や教育、貧困問題などをリンクしていくと、ほぼ全ての項目について関連しているとつくづく感じます。
また、ESDを考えていくと、日本の幼児教育はとても親和性の高い内容だと確信を持って言えます。

先日、伺った「社会福祉法人あすみ福祉会(茶々保育園グループ)」迫田先生のお話の中でも、
SDGsと保育のことをど真ん中に捉えていて、
日々のドキュメンテーションの作成でもSDGsを意識しているということでした。
とても素晴らしい活動をされていて、
首が痛くなるほどうなずくことばかりのお話を聞かせていただきました。
茶々保育園、本当に素晴らしい保育園でした。

ESDを保育の活動の真ん中におくと、日々の保育活動がとても視野の広い物になります。

例えば、給食の食材の残り物をコンポストにしていくことを園児とともに行ったり、
みんな違ってみいんないいんだという他者への共感=エンパシーを育むことをサークルタイムにみんなで話してみたりしても良いです。
幼少期より、持続可能な社会にとって大切なことを
日常の生活(保育)の中であたり前のように触れていれば、
きっと大きなうねりとなって社会を変える力になるのでは期待しています。

そして、何より、このSDGsの考え方。経営関係においてもとっても有益です。

1.利用者(お客様)とのコミュニケーション
2.採用面(新卒、中途採用)でのコミュニケーション
3.組織マネジメントでの職員とのコミュニケーション
など、SDGsを意識することで、ほぼ全ての面でとてもとても有益です。

そして、SDGsを意識し少しでも行動に起こすだけで、それに引き寄せられるように良い人達に出会うことでしょう。

私の場合ですと、SDGsを保育に取り入れようと行動した結果、
ゴミ拾いの活動をしているNPO法人green birdの代表の福田氏と出会い、
朝霞チームを立ち上げることになったり、
絵本の寄付を受け、それを再販した利益を有益なNPO法人へ再度寄付をする
寄付の循環が起きるエコシステムを作った「ありがとうBOOK」の前原代表と出会い、保育園の中で寄付の文化を取り入れることができたりと、
この一年で大きな変化がありました。

地方の1地域でも、SDGsへの少しのアプローチをしただけで、すぐに変化を起こすことができました。
それぞれの団体がそれぞれの地域で、
SDGsヘ向けた小さな変化を起こすことができたら、
大きなうねりとなり
子ども達の世代へ希望を持ってバトンタッチできるのではないかと思います!

SDGsとESD。
ぜひとも日々の運営に取り入れていただきたいです!

さて、話は変わりますが、
なんとこの度、私、中村敏也、初めての書籍を出版いたします!!

『保育・療育で地域オンリー1になる 保育園運営の教科書』

保育や福祉施設の運営に関わる経営者やマネジメントを担うリーダー、
これから保育園を立ち上げる予定の人、
複数の園を運営していてもっと増やしていきたい人、
離職率を下げ、質の高い福祉事業を展開したい人に
必要ではないかと思うことを、すべて盛り込みました。
ここに至るまでに経験してきたさまざまな失敗や試行錯誤のプロセスも、
包み隠さずお伝えしています。
理念に共感してくれるスタッフが集まると、
しあわせな組織を築くことができます。
ぜひ、お役に立てていただければ幸いです。
(本書「はじめに」より)

計画をはじめて1年以上かかってしまいましたが、
たくさんの人のご協力をいただき、ついに完成いたしました。

拙い内容もあるかもしれませんが、元気キッズグループでいつも伝えていることをまとめた内容です。
応援の意味をこめてぜひともポチッとご購入いただけると、とってもとっても嬉しいです。

発売に伴い本書PRのキャンペーンを実施いたします。
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https://mailchi.mp/515cd7fde760/2021

どうぞよろしくお願い申し上げます。

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保育園元気キッズ 代表 中村敏也

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中村 敏也

Nakamura Toshiya
埼玉県内に、保育園、児童発達支援施設、保育所等訪問支援事業所、病児保育室、放課後児童クラブ、相談支援事業所を運営。子どもが笑顔で過ごせる保育園にするためには、職員が楽しめる職場であることが重要。職員が意見を言いやすい職場の雰囲気作りや福利厚生面など、働きやすさも重視した環境作りに力をいれている。
株式会社SHUHARI代表取締役
株式会社sopo代表取締役
新座市子ども子育て会議委員
中村敏也