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中村敏也の元気キッズ保育園の秘密 vol.15

参考:メルマガバックナンバー 2021.6.17 配信

中村敏也の元気キッズ保育園の秘密 vol.15 変化の時代への対応と、支援者への支援

 


中村敏也の元気キッズ保育園の秘密


 
中村敏也の元気キッズ保育園の秘密 vol.15
「変化の時代への対応と、支援者を支援することの大切さ」について

 
こんにちは。
株式会社SHUHARI 中村敏也です。

 
教育の未来を見通すために、すべての教育者が知っておいてほしいことがあります。
それはOECD(経済協力開発機構)が示す指針です。

現在、2015年からはじまった
「OECD Education 2030プロジェクト」が進めてられております。

2030年には、
VUCA
Volatility(変動性)
Uncertainly(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
の時代を迎えるにあたり教育に求められることを示してくれています。

内容は……今回は省きます。

とっても専門的な言葉、
DeSeCo、コンピテンシー、VUCA、ウェルビーイング、エージェンシー、SDGs
なんていう単語が当たり前のように並んでいるので、
一つ一つの意味をしっかり理解していかないと迷子になるんです。

「OECD Education 2030プロジェクトの解説本」さえ、
かなりの読み手のスキルを求められるので、
僕なんかが解説するなんてむりーってことで、
興味がある方はOECDが素敵なまとめをPDF配布しているのでお読みください。

 
▼OECD Education 2030 プロジェクトについて
https://www.oecd.org/education/2030-project/about/documents/OECD-Education-2030-Position-Paper_Japanese.pdf
※有識者及び組織の協力を得て文部科学省において作成されたPDF

 
さて、なぜ急に難しいことを書いたかというと、
決して格好をつけたいわけではありません(笑)

保育施設を運営している方や、教育関係者には、
ぜひこのような良質な情報をインプットし続けて、
そして、必ずアウトプットをして欲しいのです。

 
なぜかというと、まさに経営に直結するからです!!!

 
このような良質な情報をアウトプットすると、
とってもいいことがあなたの周りにも起こること間違いありません。

例を挙げると……

・職員達が園長先生ってなんだか頭が良いと少し尊敬の眼差しで見てくれます。
 (勘違いかも知れません……)

・保護者へ向けて話す内容に事欠かなくなります。

・自分の保育方針、教育方針への肉付けができることで、揺るぎない信念のようなものが出てきます。
 すると、その思いに共感してくれる意識の高い職員が集まってくれるようになります。
 結果、保育の質が高まることになり、園の評判が良くなります。
 そして園の評判が良くなれば、また採用面でもプラスになっていきます。

・地域でこのような有益な情報をもとに保育を行なっている施設が少ない場合、ダントツの1番の保育園になっていくことでしょう。

 
本当によいことづくめです!
どんどん意識高い系の経営者になっていってください!!

 
が、しかし、1つとっても重要な問題があります。

経営トップが新しい物をどんどん取り入れていくと、
現場が必ずと言っていいほど疲弊していきます。
新しい価値観、最新の知識、行動様式に適応するって、本当に大変なんです。

「事件は会議室で起きているんじゃない! 現場で起こっているんだ!!」
って某刑事の声が聞こえてくることでしょう……(古い?)

 
そうです。
ついつい意識高い系の行動をとると、
あたかも自分が有能になった気になり、
なんで現場はわかってくれないんだって思考が頭をよぎることでしょう。
なんてもどかしいんだって思うこともあるでしょう。

 
しかし、そう思ったら要注意です!!

 
ちょっと話は逸れますが、
私は、幼少期、頭の回転が速く多動傾向の人間であったため、
「どうしてみんなわかってくれないんだー」って思いをたくさんしてきました。

「あー、もどかしい!! 」って思いが募りまくり、
小学校6年生の頃は、すぐ癇癪を起こす、お山の大将を気取っていたこともあります。

しかし、中学生になり、幸か不幸か、不良の巣窟のサッカー部で、
軍隊式の上下関係、レギュラー未満はみな下僕のような環境で
鍛えられたため
(そして私はもちろんレギュラーではない組……)、
今のような穏やかな性格になった経緯があります。
中学の部活は大嫌いでしたが、ある意味色々なことを理解できました。

 
自分の考えのスピードと、周りのスピードは違うんだと。
価値観って色々なんだ
ということを学びました。

 
経営者になってからは、職員1人1人を、また現場のペースを尊重した組織運営を心がけてきました。

 
そうして、現在、ある程度大きな組織になってきました。

ちょっと自信がついてきたので、
「今の組織なら、自分の思考スピードで進めてみても大丈夫ではないだろうか」と思い、
一気にアクセルを全開にしてみました。

今年度、2021年3月の全社員ミーティングからの話です。

 
すると、どうでしょう……

なんと分断のような現象が起きてしまいました……

 
すんなりと変化を受け入れられるところと、
そのスピードが苦しいです
というところが出てきてしまったのです。

 
チームの人員構成だったり、
リーダーが育ちきっていないところだったりと
様々な要因がありましたが、
圧倒的な原因は、私自身の職員への配慮のなさでした。

 
子ども達を笑顔にするためには、
子育て支援者の先生達が笑顔で仕事ができなければならないのに、
変化を強要し、その笑顔を奪ってしまったのです。

 
「支援者への支援」という視点が欠けていたのです。

 
ありがたいことに、
すぐに手をあげて、異変を報告してくれた施設長のおかげで、
自分の間違いに気づくことができました。

その後、すぐにスピード感を調整することができたため、
少しずつ現場に安心感が広まっていっているような気がしています。

 
今回の教訓は

変化をするには、大きなエネルギーが必要であり、
現場に寄り添いながら進めるべきだということ。

実際の現場にいる職員=支援者は常に問題と向き合っているし、
よりよくしようと頑張っている。
その支援者たちが疲弊してしまっては元も子ありません。

理想の保育を目指すためには、仲間の力が必要です。
経営トップは現場とのコミュニケーションを絶やさず、
支援者を支援する気持ちを忘れてはいけないということです。

 
それでは、また次回まで!

 

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株式会社SHUHARI
保育園元気キッズ 代表 中村敏也

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中村 敏也

Nakamura Toshiya
埼玉県内に、保育園、児童発達支援施設、保育所等訪問支援事業所、病児保育室、放課後児童クラブ、相談支援事業所を運営。子どもが笑顔で過ごせる保育園にするためには、職員が楽しめる職場であることが重要。職員が意見を言いやすい職場の雰囲気作りや福利厚生面など、働きやすさも重視した環境作りに力をいれている。
株式会社SHUHARI代表取締役
株式会社sopo代表取締役
新座市子ども子育て会議委員
中村敏也