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参考:メルマガバックナンバー 2020.07.2 配信

中村敏也の元気キッズ保育園の秘密 vol.3「パワフルな理念ができるまで」


中村敏也の元気キッズ保育園の秘密


「パワフルな理念ができるまで」

こんにちは。
株式会社SHUHARI 中村 敏也です。

私は、セミナーでお話する際に、常に「経営には理念が大切です」と繰り返しています。
理念経営、理念に基づいた行動、意思決定などなど。

では「理念」とはそもそもなんでしょうか?

認可保育園は、個人事業者には認められず、社会福祉法人、NPO法人、株式会社などの法人が行います。

法人とは、人間とまったく別の存在である法律上人格が認められたもののこと。
つまり、人格があるということです。

人間にはいろいろなタイプ、様々な考えをもつ人がいるように、
目的をもって設立された法人にも、それぞれの考え方、くせ、性格みたいなものが不思議と出てきます。

大概、法人の性格は、代表の考えを表したものになるし、創業者の考えを大きく反映したものになります。
その性格を言葉に表したものが「理念」です。

そして、理念は指針です。

理念を持つと、理念をよりどころに、組織が向かう方向、職員たちの行動方針など、選択をする際に迷わずに進むことができます。

では、理念はどのように作られるのでしょうか?

大きく分けて2つ必要な要素があります。

1.印象に残る言葉

みなさんの保育所も、きっと保育理念などが策定されていると思います。
でもそれは、本当にやりたいこと、実現したいという想いが理念に込められているでしょうか?

それとも、どこか借りものの言葉が使われていたりしませんか?

実は、恥ずかしながら私自身も自分の思いを表してはいるが、
なんとなく心地がいい、安易な言葉を使って理念を作っていました。

以前の理念はこちら。

「子供達の未来の基礎力を育む!」
「全ての場所で子どもたちが最高の笑顔になれる社会」

まぁ、悪くないけども、なんだかどこにでもありそうな言葉という印象。
会社の理念なのか、保護者に向けた保育の理念なのかはっきり定めていなかったため、
誰に伝えたいのかぼやけていて、はっきり言って印象に残らないなと。

会社の理念は、働く人の寄りどころにならなければなりません。
働く人たちに覚えてもらい、自分の言葉であるかのように自身に染み込ませてもらわなければなりません。

したがって、インパクトがある言葉が必要になるのです。

2.代表自ら紡ぎ出す言葉

理念は法人の性格です。

そうしますと、どこかで聞いたことがある、聞こえの良い言葉を理念として掲げても、
誰も本気でその理念に共感したり、指針にしていこうとは思いません。

ではどうすれば良いか?

代表自らが言葉にするしかないのです!

自分の体験を振り返り、自分のやりたいことを明確にし、
何をこの法人を通じて実現していきたいかを絞り出し……
ひねり出し切った先に、本当の心の言葉が生まれてきます。

でも、これは一人でやるのは、とてもとても難しいことです。

思いを言葉に表すのは、言語化力、コピーライティング力も必要になります。

「SHUHARIの事業理念の作成」

元々のSHUHARIの理念については、すでにお話しした通りです。

本気で思っていたことなので、ある程度は伝わっていたと思いますが、
印象に残るかというと別の話になります。

そこへ、新型感染症の波が押し寄せてきました。

コロナ禍の中、このままで良いのか色々と考えました。
職員のこと、会社のこと、何より子ども達のこと。
みなさんもきっと色々と悩み、苦しみ、リーダーとしてどうすれば良いのか、もがき苦しんだことでしょう。

私は、大きな時代の変化のために、指針となりうるバージョンアップした理念が必要だと思い立ちました。

そしてしっかりと作るために言葉のプロに相談し、作成の依頼をしました。

そこで、多くの言葉のやりとりがあった後にできあがった法人の理念がこちらです。

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しなやかに、ひたむきに
SHUHARI

時代の変化に対応するしなやかさと、
本質的な価値を守るひたむきさを大切にしながら、
家族にとって安心安全な環境を創造し、
かかわるすべての人の笑顔と豊かさを増やします。

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自画自賛ですが、言葉に強い意思と、惹きつけられる魅力がとても増したと思います。

決して一人では出てこなかったと思いますが、
すべて私自身から出てきた言葉で構成されています。

このように、時代の変化や、組織の成長とともに、理念も変化して良いのです。
ぜひ、取り巻く状況が変わった、今の組織の目指すべき目標が替わった際は、
思い切って理念を作り替えることをおすすめいたします。

 

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株式会社SHUHARI
保育園元気キッズ 代表 中村敏也

発行:株式会社SHUHARI
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Copyright 2007 SHUHARI Corporation. All Rights Reserved.

 

 

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中村 敏也

Nakamura Toshiya
埼玉県内に、保育園、児童発達支援施設、保育所等訪問支援事業所、病児保育室、放課後児童クラブ、相談支援事業所を運営。子どもが笑顔で過ごせる保育園にするためには、職員が楽しめる職場であることが重要。職員が意見を言いやすい職場の雰囲気作りや福利厚生面など、働きやすさも重視した環境作りに力をいれている。
株式会社SHUHARI代表取締役
株式会社sopo代表取締役
新座市子ども子育て会議委員
中村敏也